製法
バキュームフォームキット（真空成形キット）
通称モナカと呼ばれる熱でやわらかくしたシート状のプラスチックを、型に押し付けて成形したキットの事です。
単純に押し付ける手法をヒートプレスと呼び、プラスチックシートと型の間の空気を吸い出して密着させる手法をバキュームフォームと呼びます。
型が1枚で済むので少ない設備投資で成形できますが、大量生産にはあまり向きません。
比較的、流線型の成形に向き、マイナーな航空機がこのバキュームキットで販売される傾向にあり、RCカーのポリカーボネート製ボディはほぼこの製法を用いています。
成型品はかなり肉厚が薄くなるため補強が必要であるなど製作難易度は高いです。
細部など真空成形の困難な部品はインジェクションやレジン、メタル、エッチング等のパーツが組み合わされる場合が多いです。
バキュームフォームキットはガレージキットとして扱われることが多いですが、インジェクションキットの中に簡易ジオラマベースや帆船の帆、簡易インジェクションキットのキャノピーパーツなどの形で真空成形パーツが含まれる場合もあります。
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